プレイボーイのチョルスがアンナをだましたと勘違いしたビリーは、大金を要求してくることを心配し、交渉のためコン室長を送り込むが、またもやとんだ勘違いであることが判明する。一方、近所のおばさんたちの話からユギョンとチョルスがつきあっていたことを知ったアンナは複雑な心境に。ユギョンのウェディングドレス姿を見たチョルスは一人で酒を飲み、運転をさせるためにアンナを呼び出す。甥たちのことは気遣うのに、自分に対してはまったく無頓着なチョルスに対し「私は何なの?」という思いを抱き、眠れない夜を過ごすアンナ。翌日、灯台の塗装をするために渡った離れ小島で貴重な埋葬品らしきものを発見したチョルスとアンナは予定を変えて一泊することにする。
リゾートホテルの従業員の間で「社長がアンナを殺したのでは?」という噂が立ち、驚いたビリーは、彼女への愛情を証明するため愛猫プリンセスを買い戻しに行く。ペットショップの前で偶然、ビリーと再会したアンナは彼が何者であるかを知らないまま「猫は一度、捨てられたら永遠に戻ってこない」と告げる。自分のことを何一つ思い出せないため、少し間の抜けたカンジャにさえ劣っていると落ち込んでいたアンナだったが、ケジュに誘われて稲刈りを手伝った後で初めて飲んだマッコリが気に入り、一気に上機嫌に。携帯電話から流れるクラシック音楽が記憶を呼び覚ましたのか、優雅なダンスを踊り始める。そんな彼女をチョルスはあたたかく見守っていた。