真実を話そうと決意したものの言い出せないチョルスは肉を食べに連れて行ったり、化粧品を買ってあげたりと何かと彼女を気遣うようになりアンナを喜ばせる。一方、結婚記念日にビリーの元に届いたDVDには「万が一にも自分が殺されることがないように、私が死んでも財産はビリーに渡さないという遺言状を書いた」と語るアンナの姿が収められていた。ショックを受けるビリー。冬になって着るもののないアンナに真っ赤なコートを買ってあげた後、チョルスは離れ小島の灯台の塗装に一人で出かける。しかし、急に天候が崩れ嵐となってしまう。夜がふけても帰ってこないチョルスを心配したアンナは一睡もせずに彼の帰りを待っていた。
島からは無事に戻ったものの、調子を崩したチョルスの看病をしようとするアンナだったが、慣れないために失敗ばかり。一方、コン室長は初恋の人であるケジュに再会して大感激しスパの利用券を渡す。ケジュは早速、近所の仲間を誘ってホテルへ遊びに行く。一行の中にアンナがいることを発見したコン室長とビリーはあせるが、変わり果てた姿を見てアンナだと気づく従業員はいなかった。スパを出てからなぜか走り出したカンジャを追ってビリーの住むヴィラを訪れたアンナ。鉢合わせたビリーは彼女の口から「ごめんなさい」という言葉を聞き、驚きを隠せない。その夜、子供たちの本を見ていたアンナは自分がかつてアメリカに住んでいて、英語も話せるということに気づく。