第11話 「探してくれてありがとう」

家を出たもののチョルスに連れ戻され、自分が大富豪であることと、2人が恋人ではなく敵同士だったことを知ったアンナ。警察署に行き自分のことを探している人が誰もいないということがわかり家族に捨てられたと嘆く彼女に「帰るところが見つかるまで支えているから」と言って優しく慰め、「騙していたことを許してほしい」と謝るチョルス。その言葉を聞いたアンナは素直に「探してくれてありがとう」と言うのだった。一方、婚約が破談になったユギョンはチョルスに伝えようとするが、すでにそのことを知っていたアンナが邪魔をしてなかなか電話がつながらない。翌日、チョルスがユギョンと会うのではないかと心配したアンナは、いてもたってもいられず、会社を訪ねる。


第12話 「戻り始めた記憶」

車を運転して家に帰ろうとしていたアンナは彼女に会いに来ていたビリーとぶつかりそうになり、車を壊してしまう。ビリーはお詫びに車を修理し、食事までごちそうするが、アンナを怖れる気持ちに負けて真実を告げることができない。一方、ユギョンから結婚が破談していたことを知らされたチョルスは「最後まで支えると約束したからおまえには戻れない」ときっぱりと自分の思いを伝える。チョルスから電気布団を出してもらい、あまりの暖かさに喜ぶアンナ。そんな彼女のために部屋を作ろうと考えたチョルスは家具を買うためにアンナを街に呼び出す。チョルスに会いに行く途中に金魚鉢を持った男とぶつかり、重要な記憶を思い出しそうになったアンナは、頭に強い痛みを感じる。